自動車教習所
不動産とは全く関係が無いのですが、とあるご縁があり私、今週から普通自動車2種免許の取得のため自動車教習所に通っています。
普通自動車2種免許とは一般のタクシーや運転代行車、介護タクシーなどの旅客自動車を運転するプロ免許です。普通免許取得のための自動車教習所と違い、自分で希望時間を選んで教習所に通うのではなく、集中して9日間連続で自動車教習所が勝手に時間割を組んで缶詰で教習を受けるのです。
これが眠たいったらありゃしない(笑)。
しかし、最近は二種免許取得者が少ないらしく、通常3~4人セットで教習をするらしいのですが、僕の時の希望者は僕一人。。。9日間マンツーマンですよ(笑)。当然、教官は学科教習の時なんか僕一人しかいない教室で僕に向かって全力で話しかけてくるんです。。寝れるわけないでしょ?(笑)。聴くしかないでしょ??
そんなこんなで第一段階の見極めも終わり、本日から第二段階の「路上教習」に出ております。なんせ久しぶりの教習所ですので懐かしい気持ちと解っているつもりでも出来てないことが山ほどあり、路上で2回ほど教官にブレーキ踏まれました。
僕の通っている自動車教習所は伊丹なのですが、この伊丹・尼崎周辺は僕が新入社員で勤めていた不動産仲介会社の商圏範囲でまさに僕が担当したエリアです。
このあたりを路上教習で回るのですが、『あー。このマンションの取引したなー』とか『ここの一戸建ての売主にはこっぴどく怒られたなー』とか思い出しながら走っているとつい他所見してしまい教官に「安全確認してください!」と注意されてしまいます^^
昔取引した不動産を10年後や15年後に見に行くのも、新鮮でいいかもなーと思いました。
自分の取引した不動産に今でも明かりが灯っていて、まだ子供がいなかったご夫婦の家の前に一輪車が止まっていたり、ビニールプールが置いてあったりすると、あの日あの時この家を購入した瞬間から家族と共に歴史を刻んでいってるんだなと感慨深げになってしまいます。
逆に、クレームを頂いたお客様のご自宅の前を通った時に表札が変わっていたりすると複雑な気持ちにもなります。そのクレームが直接的な原因では無いにしろ、お住まい頂いてた物件を売却するにあたり、何か不満があったんじゃないか、あの時お勧めしたのは本当に正解だったのか?とか自問自答したりもしますね。
住宅を売るというのはただ単に購入してもらって仲介手数料をもらって「はい!おしまい!」では無いです。
住宅をご購入頂くと共に、その後の生活や思い出をご購入頂くものだと思っています。
・・・ちょっとかっこいい事を言ってしまいましたが(笑)。
ただ、極端ではなく、ご購入者の購入後の生活の軌跡を少し垣間見ることによって、また不動産業者として新たな発見があると思いますし、保険期間、保証期間が切れたからといって不動産を購入・売却した歴史が切れるわけではありません。そういった「振り返る努力」を今後の若い営業マンに期待しつつ、今後のクレーム回避やお客様サービスの向上に役立てていただけたらなあと願っております。
やはり、不動産取引も「安全確認」しないとクレーム引く確率が高くよなー・・・とか考えながら残りの路上教習頑張って、無事卒業検定にこぎつけようと思っている今日この頃です。