IT不動産屋
先日、約15年ぶり位にノートパソコンを買いました。
外出先でも、ブログ書いたり、重要事項説明書を作成したりするためですが、これが思ったより便利です。しかも、何よりパソコンの安さに驚きました。ASUSのEeebookを買ったのですが、30000円ちょっとですよ!薄くて軽いし、僕の使用目的からすれば充分過ぎるほどのスペック。別にASUSの回し者では無いのですがこれは文句無しに良いです。
購入検討当初は最近CMでバンバンやっているSURFACE Pro4を買おうと思ってたのですが、カタログを読んだり、ネットで調べるにつれ、「俺、こんな機能あっても使いこなせんやろ。。。」という劣等感の方が大きくなり、宝の持ち腐れも甚だしいと思っていた所、この機種の評判が良かったので思い切って買いました^^
これだったら、4回買い替えてもSURFACE Pro4の値段に及ばないので気楽に使えます。使い捨てコンタクトレンズとまではいきませんが、これに近い感覚はありますね。最近は外出先のあらゆるところに公衆無線LANがあり、どこでもネット環境はあるし、ファックスもメールで受信してメールで送信できます。どうしても紙で印刷したければ、山ほどコンビニもあります。不動産に必需品であるゼンリンの住宅地図も、コンビニで住所をコピー機に入力すれば、出力できます。
ここまでくると、いくらアナログな不動産業界といっても、使いこなさないと損です。
個人的には事務所も要らないのじゃないかと思っているんですが、やはりそこは旧態依然な業界、宅建業を上げるにはバーチャルオフィスやレンタルオフィスではだめで独立した事務所が必要です。宅建業申請したら、わざわざ宅建業あげるのに相応しい事務所か、またファックスや電話機、事務机、接客テーブルが備え付けてあるかなどを確認するために、協会の人間が見に来ますからね。そこで面談を受けてOK貰わないと免許がおりません。そんな昭和なスタイルでやってるのが不動産業界です。
とはいえ、不動産業界もそろそろIT革命を起こさないといけません。
昨今、不動産のIT化を強く推し進めたい楽天の三木谷社長が重要事項説明のオンライン化を提言しています。三木谷社長は新経済連盟の代表理事でもあるので、事あるごとにこのことについて触れ、検討会を何度も開催しています。もちろん、「楽天不動産」の間口を広げ、さらに流動化させたいという思惑でしょう。
「ITを活用した重要事項説明等のあり方に係る検討会」による中間とりまとめでは、「ITの活用にあたっては取引類型にも留意する必要がある」とされ、まずは遠隔地の賃貸物件や法人間の取引においてIT化の活用を想定したうえで、今後はそれぞれの論点において具体的な検討を深めていく、との方向性が示されています。さまざまな議論が交錯している現状では妥当な線でしょう。 これに対して、規制改革を推し進める三木谷社長は、当初からの全面的な規制撤廃を強く主張しています。
この意見が通るかどうかは分からないですが、いずれそれほど遠くない将来には全面解禁されるのが時代の流れだと思います。不動産業者とお客様がスカイプで重要事項説明を受ける日も遠くないんじゃ無いですかね^^ ただ、各業者の対応能力の差も出てくるでしょうし、取引のモラル(顧客同士の直接売買や抜き行為等)も問われてくると思います。そのあたりの精査はまだまだ必要ですが僕自身は、可能な限りIT化が進めばいいなと思っています。先人の智慧も大事ですが、リスクヘッジのやり方も多種多様になってきている現代社会でいつまでも古いやり方にしがみつくのも良くないかと思いますよ。
さあ、僕もこれから、スターバックスでキャラメルマキアートでも飲みながら発注を受けている重要事項説明書の打ち込みでもしましょうかね^^