不動産アウトソーシングとは
一口に不動産業という業界にも様々な分野があります。
皆様がよく街で見かける○○不動産や△△エステートなどは主に不動産の仲介業を営んでおりまして、いわゆる賃貸物件や分譲住宅など、ご来店して頂いたお客様にご紹介して売主及び買主、貸主及び借主から仲介手数料を頂戴する「不動産仲介業」です。そこから派生して、仲介業だけでなく、自社で中古マンションを買取りリフォームして転売したりもしています。
その他、不動産買取業・建売業・不動産開発業・家主業・不動産ファンド事業・競売専門業者 etc・・・
細かく分けると様々な分野別の業態があります。
不動産業・建設業というのは国の景気を左右する根幹の業種と言っても過言ではないですが、こと不動産業で言いますと、非常にアナログな業種でもあります。
ある意味、国の経済を引っ張っていかないといけない業種がこんなアナログでいいのかとさえ思います。
今日、IT化が進み、あらゆる業種のオフィス内も効率化されていることと思います。
ペーパーレス化が進み、パソコンやタブレットを使った営業活動をしたり、電子メールやPDF・JPEGなどでの書類のやり取りなど、よりスピード化され生産効率のよい企業運営をされているところが多いです。
FAXも昔ほど頻繁に使わなくなり、もしFAXで送られてきた書類もファイルに変換され、ペーパーでは受け取らずファイルに自動変換され保管されているところがほとんどではないでしょうか?
今でこそ、不動産も少しはITを取り入れて物件情報を閲覧できるサイトができたりしていますが、同業の恥を晒したい訳ではございませんが、不動産業は未だにFAXが主流です(笑)。ペーパーレスなんて程遠いですよ。
一昔前までチラシに掲載する間取りも手書きでしたし(私もやっておりました!定規と油性細ペンがあれば今でもできます^^)、物件担当の営業マンがチラシの作成から印刷に至るまで全てやります。
それで、その物件が成約に至っても契約準備~契約書・重要事項説明~銀行融資~ローン契約段取り~お引き渡し・残代金支払・所有権移転まで全て担当営業マンが一人でやります。チームプレーなんてほぼ皆無です(笑)。ワンマンプレーです。
最近は流石にワードやエクセルで重要事項説明書や契約書を作成しておりますが、未だに手書きで作成するところもあります。
私も企業に勤めていた頃、手書きで重要事項説明書や契約書を作成したことがありますが、莫大な書類量でしかも間違いが許されない非常に神経と体力と時間を要するものです。なんて非効率な!と思われるかもしれませんが、当時はそうでした。
今でも、希にですが手書き作成の根性のはいった業者様もいらっしゃいます。
このように、担当者一人ですべての作業をこなしますので、仕事の覚えるスピードは他の業種と比べて早いですし、一人前になるのも早いですが、営業担当の技量の差が顕著に出てしまうので企業として収益を向上していくうえでは非常に非効率です。
重要事項説明書や契約書作成、チラシの作成、印刷などはいわば事務作業です。
書類作成やチラシ作成や印刷は外注し、担当営業マンには営業活動に専念し、どんどん契約をとってきてもらうという役割分担のスタイルがより会社の売上向上に繋がります。業務を覚えるために一通りの作業をさせるのは大切ですが、いつまでもそれではだめです。事務作業を営業マンにやらせていても一銭のお金も産みませんよ!社長さん! |
最近では、ウェブデザイナーやプログラマー、コピーライター等、アウトソーシング化が進んでおり、アウトソーシングの斡旋を専門で扱う企業さえ出てきております。
他業種が新たな業態を取り入れていくということは、不動産業界も必ずその波がやってきます。ただ、前述の通り腰の重い業種ですので、少し時間がかかるとは思いますが(笑)
当社は不動産のアウトソーシング業務を行っておりますが、特に重要事項説明書・契約書作成のアウトソーシングに力を注いでおります。日々、変化する宅建業法や規制を迅速に反映しより精度の高い不動産調査と書類作成で企業様の売上向上をバックアップしてまいりますので、お気軽にご相談ください。