大手不動産会社の営業マンの話
今回はお友達の大手不動産会社の営業マンが実体験に基づく面白い話を記事に書いてもらったので、掲載したいと思います。
たしかに・・・納得のお話です。
付け刃の中途半端な駆け引きは最終的にお客様が損することが多いですね。
打算なく素直な気持ちで不動産購入を検討して欲しいと改めて感じました。
以下、大手不動産会社の営業マンのお話です。
「面白そうなんで僕も書かせて下さい!」確かに言いましたね… 今月はなんとかノルマも達成できそうなので、前々から感じていることを手短に書きたいと思います。
某大手仲介営業マンの…ていうより個人的な意見ですけど。
手数料の値引き?駆け引き?
不動産営業をしているとたまにこんな事を言ってくるお客様がいらっしゃいます。
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A社の担当さんはマンション売却の仲介手数料を2割引いてくれると言ってますが、御社はいくら引いてくれますか?
ホントに困ったお客様です。
えーとね、その担当さんは貴方の大切な資産であるマンションも買いたいお客様を前にして簡単に値引きして売ってしまうタイプですよ。 初っぱなから手数料の値引き交渉…売却経費を抑えてできるだけ手取りを増やしたい、その気持ちは分かりますけど、仲介会社を選ぶ基準てそこですか…? 個人的には「手数料額=仲介会社•営業マンの質」だと思っています。 ちゃんとした広告を作成して、デキる営業マンに販売担当させるにはそれなりの経費がかかるもんだと。
仲介会社は、仲介手数料で広告費用から営業マンの給与まで全ての経費を賄っています。
この仲介手数料を犠牲にするっていうのは「手数料を値引かないと、顧客を獲得できない」二流会社•二流営業マンのやることだと思ってます。 ひどい会社になると仲介手数料は安く謳っておきながら、他の諸費用にバックマージンを乗せて顧客からお金を取るという会社•営業マンまでいます…まぁこれは論外ですが。 一括査定などで他社と競合している時に、他社の手数料値引きの話が引き合い出ると内心「あ、勝ったわ」と思ってます。向こうは「値引き」が最大の武器で、他に大きな強みが無いってことですから。 本質はそこじゃないですよ、っていう話をしています。
「買う」時は多いに値引き交渉してもらって構いませんが、今回あなたは「売る」んですよ、と。
ちなみに冒頭のお客様のマンション査定金額は1950万円でした。細かい計算方法は割愛しますが、この場合、売却にかかる正規手数料は約70万円になります。その2割引ですから、14万円の値引きを提示されたわけです。 2000万円近いマンションの売却を任せるのに10〜20万の値引きに左右されて安易に会社を選ぶ…そんなんで良いの?それやったら50万高く売ってくれる会社•営業マンをしっかり見極めたほうが良くないですか。
私ならそうします。 大手でも仲介手数料の値引きを提示する会社はあります。しかし「上司に掛け合います!」などと向こうから提示してくる営業マンは要注意だと思ってます。 いざ売却を任せると、今度は買手からの値引き交渉を「売主さんに掛け合います!」と平気で受けてくるタイプです。 いろんな会社に話を聞いて比較するのは大切なことですが「手数料いくら引いてもらえるか」ではなく「この会社、営業マンならいくらで売ってくれるか」という目線で見極めることが大切ではないでしょうか?
などという、手数料値引きに対する応酬話法を考えたりするのが「大手」不動産仲介会社の仕事です…笑
でも本当に大手仲介は薄利なのであまりいじめないで下さい、その分しっかり仕事していますので。
もう少し色々書こうかと思いましたが、またの機会にしたいと思います。
軽いノリで申し出るもんじゃないですね…(*_*)こんな感じで良いですか?笑
不動産仲介の仕事は、その営業マンの力量によって左右される所が非常に多いです。
仲介会社にとっては、話が纏まれば金額の多少のブレなんて手数料にそこまで反映されるものではありません。しかし、お客様にとっては例えば2580万円で売り出したものが2500万円で話が纏まったとしても、80万円の値引きです。上記の記事の値引きをする営業マンは80万円を端数位にしか捉えてませんが、出来る営業マンはこの80万円の重みをお客様と同様に受け止めています。
だからといって、結果的に値引きに応じないといけないのも事実。ただ、意識としては「満額売却」を常に心にもって、営業しております。特に、大手不動産会社の出来る営業マンはこの意識が高い。業界のプライスリーダーとしての意識が。まあ、この記事を書いてくれた友人がそうだとも限りませんが。冗談です(笑)
彼も僕が信頼する数少ない頼れる営業マンです。
売却の際は是非一度ご相談されては如何でしょうか?
匿名ですが(笑)